星城大学 大学院案内2パンフレット 2022
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加藤 美樹さん(2019年3月修了)(作業療法士として病院勤務)鷹氏 昭佳さん(作業療法士として病院勤務)森 優太(理学療法士として病院勤務)村上 慈葉さん(理学療法士)さん(2020年3月修了)鈴木 隆史さん(2021年3月修了)(理学療法士としてクリニック勤務)鈴 木  淳(理学療法士としてクリニック勤務)さん●入学の動機 日々の臨床疑問を解決するために、論理的思考を養いたいと感じたことがきっかけです。また、基礎から研究方法を学び直したいと考え進学を決めました。●修論テーマと内容 「認知機能低下を有する高齢の腰椎椎体骨折患者に対する作業療法の意義に関する研究」 高齢者の椎体骨折が急増する中で、認知症を併存する患者も増加しています。治療過程の中で認知機能障害が機能・能力回復にどのような影響を与えるのかを調査し、作業療法士が関わる際に介入すべき点を明らかにする目的とした研究を行いました。●大学院を修了してよかったこと 研究手法だけでなく、健康支援の考え方や医療倫理に関することなど幅広い講義を受けることができました。臨床現場で役立つ知識ばかりで、日々の臨床業務の中でできることが増えたと感じています。 作業療法士として仕事をしていく中で高齢の方に対してどのような支援を行うことができるかという疑問を持ちました。臨床研究の経験や知識が乏しく、研究に対してより高い専門性を身に着ける必要があると感じ、大学院では、遠隔講義システムにより受講でき、遠方に住んでいながらも学習を進められるため、大学院への進学を決意することができました。作業療法士として専門性を高め、社会貢献してきたいと考えています。■地域の抱えている課題①障害を抱えた人々の疾病、障害の多様化に対応した高度なリハビリテーション支援に 係る知識・技術の開発と普及。②人々の健康と長寿を保障する生活支援、疾病・障害予防プログラムと支援技術、および 支援システムに係る知識・技術の開発と普及。③リハビリテーション・生活健康支援分野の従事者を統括する指導的人材養成。保健・ 医療・福祉従事者の再教育・キャリアアップを保障する高度な教育機関が必要。●入学の動機 病院で勤務しながら、地域の公民館や集会所で理学療法士として介護予防事業に参加していました。そこで、「理学療法士が実施する介護予防事業に効果はあるのか」を形にするため、入学を決意しました。●修論テーマと内容 『通いの場参加者におけるフレイルの実態と専門職関与による変化に関する研究』 フレイルは要介護状態の手前であり、適切な介入により健常に改善します。通いの場に専門職が関与することでフレイルから健常に改善するかを明らかにするための研究を行いました。●大学院を修了してよかったこと 論文を書くための研究のスキルを学ぶことができました。ゼミを通してOBの方々との繋がりができ、多くの助言を頂くこともできました。その結果、職場では職員教育として『研究法』の講義を受け持つようになりました。 私は星城大学を卒業後、そのまま大学院へ進学し、研究の進め方や様々な分野についてより深く学んでいます。講義では、研究手法・医療・福祉・健康支援等、幅広く学ぶことができるため、研究・講義を通して、情報収集力、文献読解力、新たな着眼点を身に着けることができ、視野が広がり、臨床課題の解決にもつながります。 また、進学をしても、臨床が全くできないというわけではなく、私自身、整形外科クリニックで理学療法士として週1.5日、非常勤で勤務をしています。時間に余裕があり、研究と臨床どちらにも時間をかけて取り組むことができるため、ともにスキルアップすることができます。●入学の動機 増え続ける若い理学療法士の中で、どう差別化を図るか考えていました。学部在籍中から進学を視野に入れており、臨床に出て1年間、外の世界で学んだ結果、キャリアを積むために必要な研究法を学びたいと考え改めて進学を決意しました。●修論のテーマと内容 『高齢者の車椅子座位における仙骨座圧及び骨盤前傾に対する形状記憶合金コルセットの装着効果について』 病棟や施設でよくみられる高齢者は“座らせきり”による仙尾骨部の褥瘡リスクを抱えています。一般的な搬送用普通車椅子を用いて褥瘡予防ができるか検証しました。●大学院を修了してよかったこと 現在小児の外来リハビリに携わっています。研究法や修士課程の講義を通して学んだ知識や経験は勿論ですが、修士という学位は、若い理学療法士に対する患者さんのご両親が抱く懸念に対して、社会的信用を与えている意味でも取得してよかったと考えています。 私はこれまで学会報告や学術誌論文に投稿した経験がありますが、専門的な知見をお持ちの教員の下で、より質の高い研究の勉強をしたいと思ったことが大学院進学の一番の理由となります。在院中では股関節患者の膝関節痛の特徴というテーマで研究を行う予定です。分野としては狭い領域にはなりますが、罹患部位以外の関節の2次予防に役立つ内容となり、現職場でも患者に還元できる充実した内容の研究ができ、非常に勉強になります。保健・医療・福祉分野における指導的役割を果たせる人材を養成するために健康支援学研究科を2008年4月に設置地域が必要とする修了生インタビュー在院生インタビュー健康支援学研究科設置の背景

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