星城大学 学校案内パンフレット2022
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リハビリテーション学部− リハビリテーション学科Pick Up!日々の講義は「リハビリテーションのスペシャリストになるため」。臨床経験豊かで、それぞれの研究分野に特化した教員が行う講義の一部を紹介します。金沢大学大学院医学系研究科博士課程修了ヤマザキマザック株式会社、ヨナハ総合病院、平成医療専門学院を経て、現職日本福祉大学大学院福祉社会開発研究科博士課程修了JCHO中京病院、名古屋大学医学部附属病院、東海医療科学専門学校専任講師、名古屋大学未来社会創造機構特任助教を経て、現職作業療法学専攻長藤田 高史 教授高次脳機能障害学 /日常生活活動学/日常生活環境学/作業療法総合技術演習理学療法学専攻林 尊弘 講師神経筋障害理学療法学/神経筋障害理学療法学実習/義肢装具学/義肢装具学演習/理学療法学セミナー/研究法演習/理学療法学研究法特論(卒論)講義名/ 日常生活活動学リハビリテーション(リハ)医療では、色々な手段を用いて、対象者の方の日常生活活動(ADL)能力を高めることを最終的な目標としています。また、リハ医療だけでなく、呼吸器系疾患や循環器系疾患の分野などでもADLの改善度が治療成績の指標とされるなど、医療の分野では、ADLはとても重要な治療効果の指標とされています。講義名/ 義肢装具学演習義肢・装具学療法は、運動療法(筋力増強・関節可動域改善など)や物理療法(温熱・電気などによる消炎・鎮痛)、日常生活活動の指導(起き上がり・歩行練習など)とともに理学療法を構成する重要な技術・手段のひとつになります。日常生活活動は重要な指標ですから、星城大学でのADL関連講義は、理学療法学・作業療法学専攻の双方とも多くの時間を割いています。日常生活活動のリハでは、理学療法は主に歩行や移乗などのすべてのADL動作に関わるような基本的なADL能力を、作業療法ではさらに幅広く、コミュニケーションや食事・入浴・家事動作などの改善を図ります。日常生活活動学では、ADLの概念やADL能力をどのように評価するのか、各疾患の特性に応じたADL訓練計画の立て方とその進め方について講義しています。写真は、①利き手の指が動かない②握ることはできるが一本一本上手く動かすことができない③利き手を動かすことができないため非利き手で箸を使うことができるようにする道具を使うといった、それぞれの3つの障害に対応した福祉用具を選択できるように、また、どのように使用するのかについて学んでいるところです。理学療法士・作業療法士を目指す皆さん、是非、ADLについて学び、リハ対象者の方に還元できるように一緒に学びましょう。義肢とは、交通事故などのケガや病気により手足が失われた人に対して、義手や義足といった代わりになるものを装着することで、その形の復元や機能を補うものです。一方、装具とは臨床現場でよく目にする脳卒中などの病気による麻痺やケガなどで生じる痛みに対して、身体各所に装着することで機能を補ったり症状を軽減したりするものです。このように、義肢・装具を用いることで病気などにより失われた機能や生活の能力を再獲得することができます。本講義では、理学療法士が医療現場で働く上で必要な、リハビリテーションにおける義肢・装具の果たす意義や役割を理解し、その実践能力を身につけることを目標としています。そのために、装具や義肢、杖や車椅子などの補装具の種類・構造・機能およびそれらを必要とする病気の名前や引き起こされる障害などを学びます。実際の講義では、教科書の知識を覚えるだけでなく実物の義肢や装具を触ったり装着したりすることで、より実践的な知識を深めるようにしています。是非、星城大学で一緒に学びましょう。SEIJOH UNIVERSITY楽しい×華やか×知的夢、実現大学30リハビリテーション学部の講義

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